
精巣腫瘍
・症状
停留精巣(潜在精巣)が腹腔内で腫瘍化すれば、その腫瘍がある程度大きくならないと症状は現れないそうです。その症状は、お腹まわりが膨れる、元気がない、食欲がないなどです。
鼠頚部など、腹腔の外に腫瘍がある場合は、精巣が腫れて硬結がみられ、時に痛みを伴うこともあるそうです。とくにセルトリ細胞腫では過剰のエストロゲンが腫瘍細胞から分泌されるために、脱毛や皮膚炎をおこします。
・原因
精巣が出生後に陰嚢内に降りずに陰嚢内にとどまったままの状態が続くと、精巣腫瘍が発生しやすくなります。精巣腫瘍は一般に良性ですが、場合によって悪性で転移するものもあるんです。6歳以上のわんこに多くみられ、セルトリ細胞腫(精巣全体が腫大するもの)と、精上皮腫(セミノーマ)、間質細胞腫(精巣実質の中央部に限局しておこるもの)があります。停留精巣(潜在精巣)のわんこではセルトリ細胞腫と精上皮腫(セミノーマ)の発生が多くみられ、これらの腫瘍の一部はリンパ節や周囲臓器に転移することもあるんです。腫瘍化の原因ははっきり分かっていません。
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